今日は「天皇誕生日」。
TVでコロナ禍や元日の地震などがあったため、今年最初となった一般参賀に大勢集まっている…といったニュースをやっていたのですが、それを見ながら親父さんが
「俺の子供の頃は、天皇陛下は神様だったから直接見るなんて考えられない罰当たりだったよ」
などと語り始めました。
「天皇誕生日(4月29日)は天長節って呼ばれてて祝日だったんだけど、学校のお祝い行事とかがあって先生が偉そうに<畏れ多くも畏こくも、今日は天長節である!>なんて訓示をするんだよ。真面目に聞いてない子供がいたりすると<非国民め!>って怒鳴りつけて往復ビンタして怖かったなぁ」
ちなみに親父さんは戦前生まれで今の上皇様が生まれた時は3歳。誕生した12月23日には全国でサイレンが鳴り響き、万歳をしたり「鳴~った鳴ったサイレーン、皇太子様がお生まれになった~♪」という記念曲をみんなで歌ったりしていたそうです。
そんな「万世一系の神様」も、終戦によって人間宣言をして「天長節」も「天皇誕生日」となりました。
終戦の時には14歳だった親父さんも、やっと空襲(平塚は火薬庫があったためか、空襲が多かったそうです)がなくなってほっとしながら学校に戻ったそうですが、あんなに偉そうにビンタとかしていた先生たちが
「民主主義とは…」
なんていきなり言い出し始めていて、何だよ…と思ったそうです。そんな矛盾、いっぱいあったんでしょうね。
※ブログ村に参加しています。クリックして頂けると励みになります。

にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿